経営者の皆様

会社経営において、生命保険や損害保険で出来ること。当然のことながら一つは保障の確保です。

損害保険ではモノに対する保障がなされます。また損害保険はその多くが掛け捨てであることから、保険料(掛け金)は経費で落とすことが可能です。

生命保険はやや複雑です。掛け捨ての保険で、役員や従業員への保障に加入した場合の保険料は当然経費となりますが、貯蓄性のあるもので退職準備金などに充てる場合の保険料は資産計上であったり、一定の条件を満たせば一部損金として計上出来たりします。2019年にはこの一部損金の範囲をめぐって、国税庁と保険会社の間で大きな話し合いも行われました。

また法人の場合いつも感じることは、税理士や保険会社や代理店の担当者、銀行などの勧めで経営者自身も把握しきれないほどの保険に加入しているということです。

会計顧問や税務顧問、場合によっては法律顧問などを設置している法人はよくありますが、保険となると途端に色々な人が絡み、よく分からなくなってしまうのです。

出来れば保険顧問を設置し、返戻金のピーク管理や万一の際の保険金請求の窓口の一本化などしていければベターだと考えます。

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